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D三:簡単に自己紹介をお願いします。差し支えなければ住んでるところや、お仕事なども。

 

Ayato(以下A):Ayatoでギターを担当している山崎 学(やまざき まなぶ)と申します。山口県は防府市という街に住んでいます。以前は児童関係のNPO法人に勤めていましたが退職し、今は個人でPAをしたりイベント企画等をして生活しています。Ayatoとは別にshiNmm(シンミリメートル)というバンドもしています。
Ayatoには以下のアーティストが所属しています。

 

シンセ・ボーカル:鈴木 彩人
ベース・チューバ:吉岡 旭
ドラム:松尾 侑香
シンセ・サンプラー:松本 圭輝
ギター:山崎 学
トロンボーン:伊東 明香
ドラム:吉岡 たかし
空手演武:勝間 玲央
それぞれ参加できるタイミングで参加しています。

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D三:言葉では説明しにくいと思いますが、作っているのはどのような音楽でしょうか?

A:バンドの基盤にはPUNKがありますが、Juke/FootworkやGhettoTech、Reggaetoneなどの踊れる要素を取り入れようと試行錯誤しています。他にも南米やアフリカなどの民族音楽からの影響も大きく、そういった表現も深められるように日々研究しています。

D三:最近起こった面白いこと、発見があれば教えてください。

 

A:チューバの音色について研究しているときに、思いつきで牛の鳴き声のマネをしてみようとなり、試行錯誤して牛の鳴き声の音がチューバから出たときです。そういう思いつきが表現の幅を広げてくれると痛感します。力が抜けて余白が生まれた瞬間に空間が急に広がる感覚です。

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D三:あなたが衝撃を受けた表現に触れた経験を教えてください。

A:

・YouTubeでDoit Scienceのライブ映像を観た時。また、実際に広島の4.14でライブを観た時。
・友人に教えてもらってRichie Hawtinを聴いたとき。
・たまたまnyge nyge tapes関連の作品を聴いた時。
・友人にBLAC FLAGのCDを借りて聴いたとき。
・友人に高野文子の漫画を借りて読んだとき。
・家にあった水木しげる作品を読んだとき。

D三:1日の中で大切にしているルーティンはありますか?

A:寝る前にbandcampのチェックをするように心がけてます。

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D三:曲はどのように作っているのでしょうか

A:僕(山崎)が曲のイメージを持ってきて、それをメンバーに演奏してもらいながらセッションして作ってます。これとこれ混ぜたら面白いんじゃない?みたいな思いつきで作り始めることがほとんどです。

D三:作品の中で重要な要素はなんでしょうか?

A:僕らが新しいや面白いと感じる要素があるのが一番重要だと思っています。特にリズムについて考えることが多いので、今はリズムを大切にしているんだと思います。なるべく変拍子にはしたくないという拘りがあるので、4拍子の中での表現の広がりについて常に考えています。

D三:表現活動が始まったきっかけと、これまで印象深かった出来事など。

A:Ayatoが始まったきっかけは、当時Organ's Melodyのイベントによく来ていた鈴木が「バンドしたい」と言っていて、僕は鈴木がフロントマンとしてステージに立っているところを絶対に観たいと思ったので、一緒にバンドを始めることになりました。その後、松尾と吉岡を誘い活動が始まりました。続いて伊東、松本と加入しました。他にも吉岡の弟でドラマーのたかしや空手演武の勝間が在籍しています。それぞれ参加できる時に参加するという形で活動しています。印象に残っている出来事としては、曲作りに行き詰まっている時に、思いつきで古畑任三郎のサンプリングをしてみようと提案して、実際にサンプリングしてみたところ思いの外面白くて採用したことです。それ以降、僕らの曲作り幅が一気に広がりました。

D三:コロナ禍ではどのような活動をされたのでしょうか?また、今回のコロナで禍発見したことは何ですか?

A:コロナが始まった最初の頃に、定期的にシークレットライブを行ってました。身の回りの友人を誘って、少人数で月に2~3本くらい開催してました。本当に身近な人しか居ないので、思い切って実験的な演奏してみたり、その時期にしか試せなかったことを沢山試しました。例えば、僕がギターを弾かずにダブ処理をしてみたり…その時に作った下地が今の活動に大きな影響を与えているように思います。

D三:地元ではどのような活動をしているのですか?

A:山口市の湯田温泉という街にある、Organ's Melodyというイベントスペースで「THE FOG」という自主企画をしています。Ayatoの県内でのライブのほとんどをOrgan's Melodyで行なっています。

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D三:地元で活動することのメリットとデメリットで思いつくものがあれば教えてください。

A:山口市は音楽をしている人や演奏できる場所自体が少なく、ジャンルや年齢問わず幅広い層の人達と交流がある(せざるをえない)ことは、大きなメリットだと思います。知らないことを沢山教えてもらえるので、とても楽しいです。また、好き勝手に自分達のペースでゆっくり活動できるのも僕らに合っているように思います。そうさせてくれる人や場所に恵まれているのが1番のメリットだと思います。
デメリットとしては、イベントを企画する際に誘えるアーティストが少なくて、県内のラインナップが同じような内容になってしまうことです。都市部は手の届く範囲に魅力的な場所やイベントが溢れていて楽しいですが、それよりも規模感の小さな山口市で活動していても楽しいです。でも、今よりももっと楽しめる場所にしたいし、楽しめる場所になると思います。

D三:いろんな人へ聴いてほしい、観て欲しいという思いがあると思いますが、特にどのような人に向いていると思われますか?

A:刺激を求めている人に届くと嬉しいです。

D三:ウェブで聴いたり見たり出来るお勧めの作品はありますか?

A:以前参加したコンピレーションアルバムのMITHOHOSは素晴らしい内容なので、是非聴いて欲しいです

https://deaftouch.com/album/mitohos-iv

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D三:地元でお気に入りの場所やお店、お勧めのアーティストや人物を教えてください。(その理由も簡単に)

A:

▶ Organ's Melody(イベントスペース)

懐が深く本当に素晴らしいイベントスペースだと思います。

 

▶ toiret status(アーティスト)

僕ら全員がファンで、こんな近くに心から最高と思える音楽を作る人が居て嬉しいです。
 

▶ Furate(アーティスト)

1番古い友人のバンドです。

▶ DUB/LOCUS/Re birth(古着屋)
山口で僕らがとてもお世話になっている古着屋さん、3店舗です。それぞれ違った個性があり、素晴らしいお店なので是非行ってみてください。

 

▶ ふじ苑(台湾料理)
僕らが通ってる台湾料理屋です。ご飯も美味しいし、通うとたまにサービスしてくれます。

D三:今後の予定やスケジュール、またこのインタビューを読んでいる人へのメッセージをお願いします。

A:2023年の夏以後は活動の重心を湯田温泉Organ's Melodyに置き、県内で面白い活動をしていきたいと思っています。また、いつになるか分かりませんが海外ツアーも考えています。
今年の冬以降にアルバムをリリースできればと思います。
どんどん新しい曲を作って、新しい表現をしていきたいと思っています。是非注目してください。

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Ayato

2019年山口県にて活動開始。
PUNKやBASS MUSICを始めとする様々な音楽に影響を受け、それらを昇華すべく模索している。チューバやモジュラーシンセ等を取り入れた独自の編成で演奏している。

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